CS+接続テスト
これも2月後半...17CRF450R納車から3週間、初レースまで2週間といった時期だと思います。 v( ̄Д ̄)v
レース前の記録はこれが最後だったようです...そしてレース後も...
電子工作に使うニッパーやらはんだやら基本的なものがそろっていないということで、まとめて発注したような気がします。
ソフトウェアの方は開発環境(CS+)のインストールまで終わっているので、次は評価ボードを接続テストすればいいのですが...
購入した北斗電子のブラシレススターターキットについては、通電テストが終わっていない段階です。
ということで、接続実績のあるRX62Nの評価ボードで確認したようです。つまり、パソコンとCS+とエミュレータケーブルE1(新規購入)のテストです。
ここから v( ̄Д ̄)v
CS+をインストールできたので、E1エミュレータとマイコンの接続テストを行います。
E1エミュレータは、USBデバイスです。
USBポートに接続します。

普通にプラグプレイになるはずです。
※確認はしていませんが、CS+のインストール時にドライバ類もインストールされたはずです。
接続前のウインドウズ画面右下

しばらく待つと、アイコンが表示されます。

他のUSBデバイスと同様に、取り外しの処理もあるようです。

取り外しておきます。
接続テストには、マイコンの評価ボードが必要です。
手元に2つあります。

右側はブラシレスモータースターターキットに付属していたもので、HSBRX24T-100です。
ゲタをはいた状態になっていますが、ゲタはブラシレスモータースターターキットに付属していました。
こちらについては起動した実績がなく、説明書もブラシレスモーターを駆動することを前提とした内容になっています。
左側は秋月電子通商で購入したRX62Nの評価ボードです。
こちらは過去に使用した実績があります。
取り扱い説明書も、最低限起動するだけの単純な内容で、回路図も1枚だけです。
ハードウェアを接続する前に、CS+を立ち上げて基本的な設定を行います。
設定項目の中には、使用するエミュレータの種類(E1でない場合もある)、「エミュレータから電源供給を行うか」といった設定項目もあります。
設定が違っていても破損したりはしないでしょうが、なるべく正しい設定で接続した方が良いと思います。
CS+を起動します。

新規プロジェクトを作成します。


新規プロジェクト作成のダイアログボックスが出てくるので、必要な項目を設定します。
①マイクロコントローラのシリーズは、初期状態ではRH850になっているようでしたので、RXシリーズに変更します。
②マイクロコントローラのシリーズを変更すると、「使用するマイクロコントローラ」に表示されるリストが変更されます。
「使用するマイクロコントローラ」は、例えば、マイコンパッケージの表面を見ると書いてあります。

「虫めがね」がないと見えないぐらい小さいですが、デジカメで撮って拡大しても読めます。
③プロジェクト名は適当に決めてください。ただし、ルートフォルダの下にすべて作られるので、接頭語などをつけるとわかりやすいかもしれません。
④初期状態では、マイドキュメントの下にプロジェクトフォルダが作られる構成になっています。CS+専用のパソコンでない限りは、適当なサブフォルダを作るべきだと思います。また、プロジェクト名に接頭語をつけず、フォルダで分類してもいいのかも知れません。
⑤作成ボタンを押すと作成されます。しばらく時間がかかります。
プロジェクト作成直後のCS+です。

まず、デバッグツールがRXシミュレータになっていますが、E1エミュレータに変更します。

E1エミュレータに変更できました。

E1エミュレータのプロパティを開きます。

取り扱い説明書のとおりですが、E1エミュレータのプロパティを変更します。

RX62Nマイコンに対して、E1エミュレータから電源(3.3V)を供給する設定にします。
また、動作クロックを12MHzに設定しておきます。
プロジェクトをビルドしておきます。

評価版の使用制限に関する警告が出ますが、ビルド自体は成功します。

E1エミュレータをUSBポートに接続します。RX62N評価ボードは、あらかじめ、E1エミュレータのJTAGコネクタに接続しておきます。
以下のような状態になります。

E1エミュレータのACTランプ(緑)のみが点灯します。
プラグプレイのアイコンもでます。

次に、E1エミュレータを(ソフトウェア的に)接続してみます。

多少時間がかかります。
ハードウェア側にも反応があります。

RX62N評価ボードのD1ランプが点灯(赤)します。
また、E1エミュレータのVCCランプ(オレンジ)も点灯します。
RX62Nのクロック設定がされていないという警告が出ます。

クロック設定は、初期化プログラムでレジスタを設定するか、ドライバジェネレータ(RXの場合)で設定する方法があります。
先ほどビルドした実行モジュールを、RX62N評価ボードにダウンロードします。

実行します。

ハードウェア側にも反応があります。

E1エミュレータ側のRUNランプ(緑)が点灯します。また、評価ボードのD2も点灯しました。

停止しておきます。
自動生成されたメイン関数は、以下のような内容でした。

C言語かC++言語かによって切り替わるようです。
このままだと、何もしないプログラムです。
適当な処理を追加しました。
ビルドして、(ソフトウェア的に)接続します。

結果を確認するために、グローバル変数をウォッチします。

ウォッチ式に、使用した変数名を記入します。

文字列は、アスキー表示に変更します。

実行モジュールをダウンロードすると、対応する記憶領域が割り当てられます。

整数a,b,cは、定義した時点では値が不定ですが、文字列は初めから初期化されています。
整数a,b,cは、volatile宣言をしていませんが、メモリー上に割り当てられているようです。
プログラム実行中の画面です。

停止します。

整数a,b,cにも値が入りました。
おおまかには、正常動作していると思います。
v( ̄Д ̄)v