車載計測器Droggerの説明書にエンジン回転数を計測する手段について書かれています。

2017年式CRF450Rの電装系システム図をサービスマニュアルから抜き出しました。

モトクロッサーなのでタコメータなんて物はついていないのですが、システム図にも出てきません。あたえりまえなんでしょうが、CAN(Controller Area Network)も無いのでしょう。
センサーはいろいろついているようですが、制御しているのは点火時期、燃料噴射装置(燃料ポンプを含む)だけのようです。
Droggerの説明書に戻って、可能な手段は「1」の方法でクランク軸に取り付けられているパルス発生器の信号を拾うか、「5」の方法でスパークプラグへ向かう高電圧の電気を拾うかです。
どちらにしても使用するセンサーというか、単に配線ですがIGケーブルを使います。Droggerの構成部品ですが長さは微妙かもしれません。でも、導線ならなんでもいいはずなので延長すればいいですね。
点火系のみのシステム図もありました。赤丸のあたりが関係しそうです。

レギュレートレクチファイアというのは電源だと思っていいのでしょうか?12Vのバッテリーは無くても大丈夫なのか?
それにしても、緑がグランドで黒が電源というのはまぎらわしいのでは?
まず、パルスジェネレータの場合は…
エンジンの外は防水状態になっているので…
どこかからエンジンの中に入れられれば配線がむき出しになっている可能性もありますが…
配線を切断して分岐するようなことになるような気がします。
サービスマニュアルからパルスジェネレータの点検についてのページです。ピーク電圧が0.7V「以上」というところが気になります。
最初に提示したDroggerの説明書に戻って、パルスジェネレータは10~100Vと書いてあります。まあ、0.7V「以上」なので、もしかすると、拾ってくれるのかもしれません。

クランク1回転何パルスかは、クランクケースのカバーを開けてみればわかるような気がします。
イグニッションコイルの一次側で拾う場合には、IGコイルプライマリアダプタという構成部品を使用する必要があるようです。両側コネクタのように見えますが、どうやって使うのでしょうか?レーシングカート用と書いてあるようなので、カートでないとだめなのかもしれません。
以下はCRF450Rのサービスマニュアルから電圧点検のページです。

Droggerの説明書に戻って、400Vは想定内のようです。
また、4ストローク車なので火花が飛ぶのは2回転に1回でしょう。
17CRF450Rをセルフスタート化するキットを保有していますが、いまだ取り付けられていません。
一年前にはもう持っていたような気がします。

クラッチハウジングの裏あたりにある歯車を変更するのと、カムシャフトを外してロックピンだかいうのを変えなければならないようですが…びびって手がつかない状態です。
計測器を使いたいのでバッテリーだけつけることにしましたが、箱に入っている部品が多すぎて、必要な物がどれか簡単には確認できない状態です。
結局のところ…
バッテリーケースを取り付けるためのボルトは3本、アースを取り付けるためのボルトは1本、ということでよさそうでした。

※下の方に写っているのは、セルモーターとトランスポンダですが、本件とは関係ありません。
車載計測器ドロガーと専用電源ケーブルです。

※デロガーではなくてドロガーですね…
テスターであたったりしようかと思っていましたが、ケーブルに+12Vと書いてあったりしてわかりやすいので、いきなりいきました。

状態を表示する青色LEDですが、点滅信号のため静止画ではわかりません…
やりなおします。
デロガー起動!
電源が入ったのでスマーフォンとペアリングします。
デバイスの検索をしましたが…

見つかりませんでした。
日頃使用している、SONYのXperiaで見てみると…

普通に認識していました。
こういう場合は、スマホの選定を失敗した可能性があるわけですが…
もう一回やり直してみたら、見つかりました(#^.^#)

ペアリングできました。
ただし、Bluetoothをペアリングしただけでは作動状態(青色点灯)にならず、青色点滅のままでした。
これも動画で…
点滅していません。
専用アプリを立ち上げると設定を開始するようですが、画面下の緑の文字が書きかえられて、最終的にReadyになります。
ここまできたら片づけてしまいたいので、(サスペンション用)ストロークセンサも確認します。

これも動画で…
赤外線距離センサーという方式のようです。
測定範囲が90mmから450mmということで、360mmありますが、モトクロッサーのサスストロークは300mmあるので余裕は60mmということになります。
アウターチューブに取り付けて、ブレーキキャリパーの距離を測定してみようと思います。
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現状では車体の発電機を使えないので、バッテリーは充電する必要があります。満充電まで1分ぐらいしかかかりませんでしたが…
つないだまま放置していたところ、プシュっと音がしてシールドバッテリーがリリーフしたようでした?

この充電器は怪しいかもしれません…
まず、スマートフォンですが、京セラのTORQUE(トルク) G01という機種を入手しました。

高耐久性スマートフォンということで、MILスペック(米国国防総省の調達基準MIL-STD-810G)に対応しているということです。
京セラのホームページを見ると、2016年のパリダカに持って行ったとは書いてあります。
走行するモトクロッサーから落としたぐらいでは壊れないのだろうと期待しています。
裏面の写真です。

2014年の9月に製造されたものでした。
ゴープロのステーにスマートフォンを取り付けることができるアダプタが何種類か存在しています。

組み付けてみました。

そもそも、なぜこんな事をしているかというと、デロガーという名前のデータロガーを使用してみたいからです。本体18000円でセンサー類も各4000円ぐらいということなので、電子工作で作ってもこれ以上安くはならないだろと思っています。
デロガーですが、本体とスマートフォンをブルトゥースで接続することにより、記録機能をスマートフォンで代用できる構成になっているようです。記録周期は50Hzということで、速くは無いですが(動画でも50fpsぐらいは普通)とりあえずやってみようと思います。
バイザーの裏につけました。
※もともとゴープロ用のステーがあったので交換しただけです。

ヘルメットをかぶってみたところ…

とりあえず、重たい感じはしていません。
しかし、トルクG01というスマホは普通のスマホよりは厚みがあって重たい感じです。
視野を遮られることはないというか…上目づかいにならないと見えない感じです。
走行中に画面を認識できるかどうか…

どうなることやら…
自分がイナベを走ったぐらいでサスペンションがボトムすることは無いというか…自分では無理だと思いますが…
フロントフォークにサブタンクを取り付けて極端に油面が低い(エア反力が低い)状態にして走行した例です。本人の印象としては、フロントが柔らかく低いので、アクセルを開け気味でフロントを持ち上げて走る感じでした。
フルストローローク(ボトム)しているかどうかは自分ではわかりません。今回はゴープロの画像に影が写っているので、かなり入っているなというのが動画を見てわかりました。
テールランプを点灯させるスイッチは機械式だと思っていましたが、ブレーキ圧で作動するスイッチがありました。
以下の製品は1500円ぐらいで購入できました。
何かのオートバイの部品になって量産されている品物なのでしょう。

ブレーキ力まで計測しようと思うと圧力センサを取り付ける必要があるのでしょうが、単純にブレーキをかけているかいないかだけならこれでも検出できます。
取り付け部の拡大図です。
ネジ径は10mmですが、ピッチが1.25mmと1.0mmの製品が存在します。ピッチ1.0mmはブレンボ用などと書いてあったので、たぶん1.25mmだろうとは思いましたが…
念のため純正パーツと比較しました。左側の黒いネジがCR450Rの純正品です。

純正品は新規に購入しました。車体に取り付けられているわけですが、取り外すためにはブレーキフルードを抜く必要があります。
同梱されていたパーツです。

センサケーブルの相手側になるコネクタとギボシ、それからパッキンのような物が入っています。
袋に入っているものが同梱パーツですが、下にある2つのパッキンは右側が10mmの汎用パッキン、左はCRF450Rの純正品です。
この手のスイッチはブレーキのタッチが悪くなる場合があるそうです。
5000円ぐらいしますが、ダートフリークのブレーキプレッシャースイッチという製品が存在するようです。コンペティションモデル用と書いてあるので、ブレーキのタッチが気に入らないなら、こちらを使えばいいのではないかと思います。
17CRF450Rのパーツリストから、フロントフォークに使えるスペアスプリングの部分です。

新車についているのは4.8N/mmで、ソフトスプリングにしようとすると4.6N/mmにすることはできるようです。
エンデューロモデルのCRF450RXという機種があるので、パーツリストを確認したところ、標準が4.8N/mmで同じでした。
18CRF450Rでどうなるかと思っていたら、強いスプリングになりました…

しかも、4.8N/mmの設定がないということですが…
何か恐れていることでもあるのでしょうか?
ところで、18CRF250Rがフルモデルチェンジで450と同じような感じになっています。

250F用なら、4.4N/mmまでバネ定数を落とすことができそうです。
4.8N/mmと4.6N/mmの部品番号が同じだし、ブッシュやリングの部品番号も同じです。
よく見るとアウターチューブも共通のようです。
転ばなかった例です。
左腕を痛めたのも、転倒したからではなくてキックバックの可能性が…
走行中にナイロンチューブが抜けてしまったらどうなるのか?
エア抜きビスをつけ忘れた場合と同じなので、そんなに大変なことにはならないような気がしますが、エアサスだったら縮んでしまうわけで気にはなります。
そこで、「いじわる試験」として、ホース(チューブ)を抜いて走行しましてみました。
そんなに危ない状態ではないという感じでした。ただし、全く同じというわけでは無くて、いかにもバネっぽい感じだし、ジャンプの着地などでフロントフォークが良く動きます。ドスンとおりると空気が抜ける音が聞こえます。シュ!とか、シュー!とかの音です。音に注意していればホースが抜けてしまったことを察知できるかもしれないと思いました。
手加減して走る感じになりますが、ラップタイムは1分46秒ぐらいでした。
比較のためにナイロンチューブが抜けたりしていない状態のラップタイムですが…
1分43秒5なので、2.5秒ぐらい速いことになります。このペースで走っていて突然チューブが抜けた場合はどうなるのか?
とりあえずは、余裕を持った走り方をするということになりそうです。
サービスマニュアルのコピーです。

コイルスプリングのバネ定数が4.6N/mmなので、フルストローク時のスプリング反力は1380Nです。グラフに描き足して青線の感じです。
フルストローク時でフォークオイル量が最少の場合は、エア反力がコイルスプリング反力の半分ぐらいですが、オイル量を最大にした場合には、エア反力がコイルスプリング反力よりも大きくなります。
ところで、インナーチューブ外径は48mmなので、受圧面積は1800mm2ぐらいです。オイル量が最大でもエア反力は1800N程度なので、サービスマニュアルの設定を守ればフォーク内圧は1MPa(1N/mm2)以下程度になりそうです。
※正確には49mmでした。
突然、ホース(チューブ)が抜けたり断裂した場合はどうなるのか?
とりあえず、1MPa以上にならないなら耐圧では大丈夫なので、ジャンプの着地などの内圧上昇で破損することは無いはずです。間違った部品をつけてしまわなければですが…
フルストロークしてしまったことを原因として破損することは無いはずではあります。
ホースをひっかけたり、部品が落ちるというのは…
まめな点検をすることと…
大入力が発生するセクションに行くまでに気がつけるかどうか?
回転灯とか、ブザーとか?
エンゾー式サブタンクのバージョン2.1です。
前回とそんなに違うわけではないので、バージョン3ではなくて2.1ということにしておきます。

スピードコントローラを、初回テストで使用した品物よりやや小さい定格の製品に変更しました。伸び圧とも同じ品物です。
また、タンクから出てくる部分の継ぎ手を簡略化しました。
ムシのついた米式バルブを追加しました。エア圧をかけられるようになったためエアサスにも使えるような構成です。
対比物として、自転車用の空気入れと、(エアサス用と書かれていた)小型のコンプレサーを並べておきました。コンプレッサーはまだ使いません。9000円ぐらいの品物です。円筒部はモーターで重量があります。