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enzo式サブタンク バージョン2 走行テスト

 

イナベに到着したのは15時15分ぐらいでしたが、サブタンクを取り付けたり走行前点検のようなことをしていたら16時過ぎになってしまいました。今週は20分間ぐらいしか走っていません。

 

エンゾーサブタンクバージョン2?を取り付けた画像です。

先日の投稿で説明した通り、サブタンクへ行く経路(圧側)とサブタンクから戻る経路(伸側)の絞り弁(スピードコントローラ)を別々に調整できるようにしました。

標準スピードコントローラ(AS2002F-04)を2個使用したかったのですが、あいにく1個しか保有していなかったため、圧側は低速制御スピードコントローラ(AS1001FM-06)にしました。前回の走行で圧側の絞りはAS2002Fで3/4回転戻し程度が良かったのですが、同程度の絞りはAS1001FMでは20回転戻し程度でほぼ全開です。

サブタンクの取り付け方を変更しました。前回はハンドルバーパットの上に乗せる感じで、可能な限り高い位置に配置しましたが、今回はバーパットの下側にぶら下げるような感じでハンドルクランプの上部に接触しています。バーパットとハンドルクランプの2か所に接触しているので安定してます。フロントフォークのトップキャップよりも上に配置できていれば、作動油がサブタンクへ移動してしまう問題は少なくなると思います。

 

走行テストですが、走行時間が20分程度しかとれないという理由もあって、最初から本コースを走っています。

走り始めでは、圧側スピードコントローラを20回転戻し、伸側スピードコントローラも10回転ほど戻して、伸圧ともに全開のような設定としました。走行した感想ですが、サブタンクなしに似ているけれどもあたりが柔らかいような感じでした。先週のベスト状態に比べると細かい動きがありますが、圧側の踏ん張りは強い感じです。

今回は圧側スピードコントローラは20回転戻し固定にしました。伸側スピードコントローラは、閉じ切り、1/2回転戻し、1回転戻し、2回転戻しを試してます。伸側スピードコントローラを閉じるとフロントが低くなって違和感を感じますが、その分はねにくくなります。姿勢が低く、あたりがやわらく落ち着いた動きのため、コーナーを曲がりやすい感じがします。ただし、全閉だと動かなすぎる感じかもしれません。1/2回転戻し、1回転戻し、2回転戻しは、同じ傾向で傾向の強さが変わるような感じでした。1回転戻しと2回転戻しの間にも差異があるように感じます。

なお、圧側を調整してないためか、弱くて全屈しそうな雰囲気は感じませんでしたが、伸側のスピードコントローラを絞ると低すぎる感じにはなります。

伸側2回転戻しを確認していたら、ラスト1周のボードが出てしまたので、そのまま1周しました。ゴープロの映像でラップタイムを確認したら1分43秒でした。先週始めてサブタンク付きで走った時は1分48秒ぐらいだったので5秒ぐらい速くなっています。だいぶ慣れてきたというか、わかってきたような気がしています。

現在のコースレイアウトで自己ベスト?は1分42秒ぐらいなので、さほど苦労せず1分43秒ということは、乗りやすいということかもしれません。慣れてきたのかもしれませんが、違和感は感じなくなって来ていて、乗り心地が良く走りやすいと感じるようになってきました。

 

enzo式サブタンクのテスト

 

本コースへ移動して、スピードコントローラ全開と全閉の比較から始めました。

全開については、違和感が大きく気をつけて走らないと危ない感じでしたが、まずは、第2コーナーの進入にある突起でフロントが下がりすぎる印象でした。

 

スピードコントローラ全開

 

スピードコントローラ全閉

 

 

続くセクションで小さいジャンプが連続しますが、スピードコントローラ全開の場合はフロントを落とさずにウィリー気味に走る感じになります。

 

スピードコントローラ全開

 

スピードコントローラ全閉

 

 

その後のブレーキング(3コーナー)も、スピードコントローラ全開だと思いきってかけられない感じになります。つまり、フロントタイヤのトラクションよりもサスペンションのバタツキに注意してブレーキをかけるような感じでした。

 

スピードコントローラ全開

 

スピードコントローラ全閉

※前に小さいのがいるせいかもしれません?

 

 

その後、本コース全周を周回しながらスピードコントローラの締め切りから1回転戻し、2回転戻し、1/2回転戻しなどを比較して、3/4回転戻しに落ち着きました。

スピードコントローラの絞りを閉じていた方が違和感が少ないのですが、開いていた場合には、フラットコーナーを走行中にフロントが低くやわらかいため旋回性が高い感じでした。コーナーの進入でそのまま倒しこめる感じでした。

 

その後、確認のためにサブタンクをはずして走ってみましたが、あたりが固くコーナーの進入でもたつく?感じになりました。

夕暮れ時で影が見えますが、サブタンクがある方がフロントフォークが縮んでいて細かい動きが少ないように見えます。

 

17CRF450RX用 鉛バッテリー

 

リチウムイオン電池だと扱い方がわからないし4万円/個で高価なので、

17CRF450RX用 鉛バッテリーを純正部品として注文しようとしたら…

できませんでした。

2018年モデルでリチウムイオン電池に切りかえられているため、廃番になってしまったのかもしれません。

 

品物としては、GSユアサのYTX4L-BS のようです。

台湾ユアサということですが、2500円ぐらいで買えるみたいです。

 

※YT4L-BSという製品もあって始動性が劣ると書いてありますが、内部抵抗値が違っていて最大電流が小さいのだと思います。逆にいうとXのほうがショートした時は危険なはずです。パソコンの非常電源用バッテリーだと内部抵抗が高いですが、車用は瞬間的に大電流が流せる仕様になっていて危ないそうです。

 

 

 

4月29日追記

品物が届きました。

出力電圧は12.9Vぐらいのようです。

念のため充電器をつないでみると、満充電のランプが点灯しています。

なぜこんな事をしているかというと…

アマゾンで買うと、液(硫酸のはず)を自分でいれなければならなかったり、充電しなければならない場合があるというような話がカスタマーレビューにあったからです。

でも、予定通り完成品が届きました。

容量は3Ahということなので、1Aの電磁弁を2個駆動するとDUTY50%で3時間ほど持つはずですが…

スペアを買っておきたい気もしますが、中国語で書いてある部分も多くて不安な感じもします。

また、本来的にはセルモーター用ですが、バッテリーが弱ってしまうとエンジンをかけられなくなってしまうわけで…

やはり、キックペダルは残しておこうかと思います。

 

enzo式サブタンク取り付け

オリジナルのenzoサブタンクは、左右2個別々で、

それぞれがホースで接続されてから、左右のフロントフォークに縛り付ける感じでした…

フロントフォーク内のエアは、ミスト状になった作動油を含んでいるんでしょうか?そのサブタンクには、作動油が蓄積しやすく、ほぼ、走行毎に取り外して、溜まった作動油をフォークに戻す必要がありました。

ということで、今回は、フロントフォークより高い位置にサブタンクを設置しています。

エア抜きビスからの接続はなんとかなったようです。

スピードコントローラという名称の絞り弁

 

エンゾー式サブタンク1回目試作

 

エンゾーレーシングのロス・マエダ社長から、フロントフォークに取り付けるサブタンクをもらったことがありました。15年ぐらい前の話です。

左右別々に2つのタンクがあって、フロントフォークとはホースでつながっていました。タンク側にニードル絞りがあってエアの流れを絞る構成でした。

エンゾーレーシングの隣の店舗は、カーボン製品のバーグレーシングということで、タンク本体はカーボンでできていました。ボトムというか円筒カーボンの両端をふさぐパーツは切削品だった気がします。品物がカーボンだからなのか?接着剤で固定されていたようです。数年後には劣化して外れてしまいました。捨ててはいないと思うので、どこかに残骸が残っているはずですが…

エンゾー式サブタンクを取り付けると、フロントフォークのエアが増えるためエア反力が減少します。油面を落とすような効果があります。ロス氏の説明では50ccぐらいは作動油を足した方がいいということだったと思います。

絞りがあるため、フロントフォークが勢いよく縮む場合にはサブタンクが無い状態に近くなり、ゆっくりと沈む場合には油面が低くなったような感じになります。おおざっぱにいえば、ブレーキングではフロントが沈むが、車速が高かったりジャンプした場合はフロントが高めになる感じだと思います。

 

それで…

同じ機能を持つ品物を「通販で買える部品だけで」制作してみました。

サブタンクは1個にまとめて左右のフォーク両方につなぎます。サブタンク本体は米式バルブのついた再利用可能なスプレー缶です。スプレー缶なのでスプレーすればフォーク内圧を大気圧に戻すことができます。

ホース内径はΦ2.5mmです。耐圧の問題で細いチューブを使いたいという用件があります。ただし、この手のサブタンクは作動油がエアと混じって噴き出してくる場合があって、その場合は絞りが強くなるような状態になります。

 

絞りは汎用の絞り弁を使います。

SMCという会社の製品は、他社の製品よりも耐圧が高いようです。

本体に油圧回路図が刻まれていますが、戻る方向はチェックになっていて絞りが働かない構成になっています。

構造図です。

チェック弁機能を実現しているのはUパッキンのようです。また、絞り部はUパッキンの内径あたりにあります。

 

組みたて前の部品です。

ナイロンホースは数百円で数メートル買えます。スプレー缶が高めで4000円ぐらい、絞り弁はスピードコントローラと呼ばれていて1000円~1500円ぐらい、継ぎ手の類は安いものは300円ぐらいから、高くても800円ぐらいの場合が多いようです。計算していませんが、材料代だけだと8000円ぐらいではないでしょうか?

ナイロンチューブを切る専用工具があります。これも1000円しないぐらいだと思います。

フロントフォークのエア抜きビス5

 

M5のメスネジを4mmチューブに接続できる継ぎ手が届きました。

どうやら、パッキンの類は付属していないようでした。

シールテープを巻きます!

実は、シールテープを巻いた経験は数回ぐらいしかありません。もう忘れてしまっていましたが、たいへんに薄くてたよりない感じのテープです。

使い方の説明を読んで2回転巻いてみました。

Oリングは取り外して、向かって右側からフランジナットを組み付けましたが…

中空イモネジの先端がシールテープでふさがってしまっていることに気がつきました。

巻きなおしたところです。

一度巻いてナットを通したシールテープははがせない感じのようです。さらに2回転ほど巻いて、イモネジ先端部は刃物で削り落しました。

再び、フランジナットを組み付けました。

シールテープを厚く巻いていますが、まだ余裕がある感じでした。もっとたくさん巻いてもいいのかもしれません?

 

継ぎ手を組み付けて完成しました。

下の物が完成品です。上の品物は市販のエア抜きボタンですが、クビ下長さを比較すると今回組みたてた品物の方が多少短いようです。

 

車体に取り付けてみました。

まだ仮組でナットにトルクはかけていません。

上の方に見える透明なチューブはΦ4mm×Φ2.5mmのナイロンチューブで、耐圧は1.5MPaです。継ぎ手などの部品は耐圧が1MPaの場合が多いですが、SMC他一部のメーカーだと最高耐圧3MPaぐらいの場合があります。

フロントフォークのエア抜きビス4

外径8mmのカラーは入らなかったので、Oリングを2つ入れてみます。

何か、どこかで、見たことがあるような気がするけれども、思い出さない。

こういう風になりました。

車体への取り付け確認

イモネジの先端に6角穴があるけれども、とりあえず手締めでしめてこの程度まで入りました。

ただし、フランジナット内径とイモネジ外径はシールされていないので、なんとかする必要があります。シール材のようなものを塗布するか、もしくは、接着するか溶接してもいいですね。

それから、もともとのエア抜きビスの首したが長く、このイモネジは全長20mmだったと思いますが、先端のネジが足りないくらいです。

メネジのM5から、ワンタッチ継手という製品が存在しています。

https://www.monotaro.com/p/4140/0371/

注文してありますが、4月11日出荷になりました。

10個セットで、2500円ぐらい。