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12月16日に測定し昨日添付したジャンプの計測波形ついて、計測に使用したスマートフォンでグラフを書きなおしました。このジャンプでしたが...
こういうグラフになります。
リアのグラフ(青線)は相変わらずおかしいですが、フロントのグラフ(ピンク線)ならわからないこともありありません 。
ジャンプを踏み切ったのが66.5秒あたりで、着地が68.3秒あたりでしょう。フルストローク時の赤外線距離センサの値が10cm程度というのは納得できます。
しかし、空中では伸びきりでしょうが52cmとするとストロークが400mm程度あることになり正しくありません...
考えられる原因としては...伸びきりの時は赤外線近接センサから遠い状況なので不正確なのかもしれません。赤外線をしっかり反射できれば有利なのでしょうが...
リアについて、反射板はダンボールでした。
やはり、まじめにやらないとダメのようです(>_<)
スマートフォンはウェストバックに入れています。
スマートフォンは京セラのTORQUEG01という機種で対衝撃性で強い製品ですが古いです。そして、丈夫なかわりに重いです。重いという事は少ないGでも大きな力が発生することになります。小型のスマホを検討した方がいいのかもしれません。
その他4か所のジャンプ計測 →
セルフスタータモータをつけて以降初めて走行しましたが、計測器(Drogger)も通電してありました。これまでは(記録媒体として必要になる)アンドロイドOSのスマートフォンは、ヘルメットのバイザー裏に取り付けて稼働状況を目視で確認しつつ走行していましたが、今回はサイドバック(ポーチ?)に入れて走行しています。Drogger(アンドロイドロガー)という装置はアプリを起動させたまま走行する必要があります。画面ロック機能というのも備わってはいますが戻せなくなったため使用していません。走行中に画面に力がかかった場合は誤動作する可能性があります。この日は3回走行しましたが2回目のみ記録されていました。
2回目走行の最後の一周のうちジャンプの多いあたりを抜き出しました。
長いストレートの終わり付近でハンドルが振られてしまい声を出してしまっています。
これで驚いてしまい走行を終了しました。
スマートフォンをバイザー裏につけなくてよいのでバイザー裏には2個目のカメラを取り付けました。
とりあえず、速いライダーではないな...という感じがします。
フロントフォークが固くて弾んでいる感じかもしれません。
振られて声をあげているところは、あまり沈み込まずに伸びきったままくねくねしているように見えます。
計測結果です。
やはりジャンプするとリアのストロークがおかしくなります。
直線の終わりに振られたところについては、波形を見ても特別な特徴は感じません、波形では振られていることはわからないのかもしれません。
リアの反射板は今回もダンボールでした。

スマートフォンのアプリは更新されることがあるようです。
リビジョンアップですが設定項目が増えていました。


車体を確認して、フロントは伸びきりで350mm程度、リアは伸びきりで500mm程度ですが、角度付きの反射板をつけると470mm程度になるようです。赤外線近接センサーの仕様から最小でも80mm以上ということでしたので...フロントは再圧縮で50mm程度しかなく、不適切な取り付けだということがわかりました。
このアプリですが使い方はよくわかっていません。サスストロークの表示はmmとパーセント表示がありますが、アップロードした動画ではセンチメートル表示になっています。計測に使っているスマートフォンが直接パソコンにつなげないため、別に用意した新しいスマートフォンを使っていますが(計測データを転送)2つのスマートフォンでドロガーアプリのバージョンが違っていました。
カートリッジ倒立タイプのフロントフォークに調整機能を追加しています。

見た目はリアの高速アジャスタに似ています。
ピストン部分です。
ナットに近い側が伸びバルブで、その背面にあるバルブはフロントフィークが縮む時に作用します。

モトクロスのフロントフォークはジャンプの着地などでは高速に動作します。
したがって、この背面側のバルブは大きく開く必要があるため、内周側がスライドできるようになっていてコイルスプリングで保持されている場合が多いです。
ただし、普通はもっと小さいコイルスプリングで済ませる場合が多く、これほど大きいコイルスプリングはフロントフォークでは見かけません。しかし、性能的に言えば是非こうしたい感じです。
さらに、これはアジャスタでしょうからコイルスプリングのセット長を変えて反力を変更するのではないでしょうか?
グラフを見ると低速域から良く変化しています。

リアの高速アジャスタだと、名前の通り高速のみ調整したいのですが、板バルブは挟みこんでおいてコイルスプリングがたわみを規制する方法です。
このグラフから見る限り板バルブはスライドできる気がします。
また、変化の割合で見れば低速重視ですが、変化幅そのものは動作速度に依存しないように見えます。この場合、メインスプリングのセット長を変えて車高調整したのと同じような効果が期待できます。
また、低速域で効くということはコーナーや加減速などのフラットに近い路面での調整効果が期待できそうです。
フロントフォークのストローク計測結果が良くなってきたと思います。
この走行のヘルメットカメラ(ゴープロ)映像です。
よくストロークしていたのはコース上で一番低いあたりの場所でした。

下りの終わりにキッカージャンプがあってすぐコーナーになっています。ブレーキをかけながら着地する感じです。この位置で赤外線距離センサの値が12cmまで縮んでいます。
赤外線距離センサの値では43cmぐらいまでは連続的な値がでているようです。サスストロークが43cm-12cm=31cmだとおおよそ良い値ではないかと思います。
なお、その5秒後ぐらいにもフルストロークしていますが、ゴープロ映像で最初のフルストロークが58秒なので1分3秒あたりというと登りきったダブルのほうだと思います。この走行では久しぶりにエンゾーサブタンクを使用しています。エア反力を減らす効果があります。
※サスストロークの単位が「cm」になってしまいました。スマホは2台使用していますが、走行時に携帯する耐衝撃の旧型と電話契約済みの新しいものでOSやソフトウェアのバージョンがちがってしまっているようです。
今回改良した点ですがセンサーに庇(ひさし)をつけました。

黒のビニールテープで作ってみただけの品物です。
(何度も写真撮影していますが)フォークプロテクタに取り付けた反射板の位置を測定しようとしています。

センサの側から反射板を撮影してみました。

こうしてみると小さすぎる気がします。また、プロテクタガイドは走行中に暴れているはずです。
ところで、今回の計測結果グラフではリアサスの動きを表す青線が表示されていません。走行後に確認したところセンサ自体が故障してしまっているようでした。手のひらをかざして確認しても反応がありませんでしたが、スペアで新品をもっていたので交換したところ反応がありました。
リアサスの方も取り付けかたを変更していました。
前々回あたりの状況から、スイングアームの先端だと見えにくいのではないかと思い少し前にずらしました。

サイレンサーが邪魔になってしまうのではないかという危惧もありますが、入り込んだ場所なので余計な光線は入りにくいかもしれません。
反射対象は光沢のない面がよいということなので、金属面は避けるとして黒のビニールテープを貼りました。

これらの写真は走行後のものですが、ビニールテープ面からセンサの方向を撮影した写真。

逆にセンサ側からビニール面を撮影した写真。

しかし、残念ながらセンサが壊れていました。
1個4000円程度と安いもので電子工作レベルの品物です。消耗品だと思ってスペアを持つ扱い方になるのだろうと思います。
これまでdroggerのログ機能が動作していませんでしたが、ラップタイム記録機能を動作させることで記録されるようになりました。
記録データを周回毎に整理するため、周回しないと記録できないようです。
とりあえず、ログらしきものを記録できたものの、30分程度の走行に対して100周近く周回していたことになっていたり、種々の問題点が見られます。
状況の整理はまだできていませんが、イナベの本コースを2分間程度で周回したらしい記録が、1周だけ残っていました。
スピードセンサは取り付けていないのですが、スマートフォンを持って走行してるためGPSによって、走行した軌跡や車速が保存されていいます。
今回は、写真のようにヘルメットにスマートフォンを取り付けて走行しました。

見にくくは無いと思うのですが、走行中は見る余裕が無いようです。画面を見ることによって集中力を失うような感じになってしまいました。それから、上に向いているので太陽光が画面に入る場合があります。ゴーグルのミラーレンズはやめてクリアレンズで走行しました。アプリの機能で背景を白くできるようなのでそちらのほうが見やすいのかもしれません。
記録されたデータについてですが、まず、なぜラップが切れるのかということですが…
ラップ測定は赤外線を利用していて、赤外線発信機をコース脇に置いて車体側の受信機で記録する方法です。
まず、赤外線発信器というのはこういう物で…

USB出力のリチウムイオン電池につないで使用します。
受信器はこのような感じで車体左側に取り付けてみました。

発信器を設置した場所はここで…

こんな感じに置いておきました…

記録に成功した2分間のデータに戻ると、ステップアップのあたりから周回が始まっています…
赤外線なので人間の視力ではとらえられませんが、夜だと思って1コーナーのイン側にランタンか何かが置いてあったとすると、ステップアップを飛んだ時に視野に入るのか?受光部は左側に付けたはずですが…
もう少し考えてみる必要がありそうです。
計測結果でサスストロークを拾えたり拾えなかったりしているようです。紫色がフロントフォーク、青色がリアサスですが…
測定範囲外というか450mm以上の距離になっている場合が多く、大雑把に言えば反射光が帰ってこない感じではないかと思います。
リアの方は今回初めての取り付けで、とりあえず、リアフェンダーに両面テープで貼っています…

リアフェンダーの端が折り曲げられたような形状になっているのでそこに貼りました。

しかし、鉛直な面では無いため方向が微妙な感じです。

基本的にはスイングアームとの距離を測ろうとしていますが、この角度だとタイヤからの反射光に影響されてしまうかもしれません。
フロントは前回と同じつけ方なので写真は使いまわしで…

アンダーブラケットに貼りつけていますが、アンダーブラケットの方も鍛造の抜き角でテーパーを持っています。
信頼できる測定データを得るためには、まだ、時間がかかりそうです。
droggerのストロークセンサーについて、車体に取り付ける前に、どのような傾向を持っているか確認しておきます。
まず、drogger本体に12V電源を供給する必要があるため、ハーネスを作成します。

ショートすれば発火するでしょうから、ヒューズはつけておきます。手持ちの品物で5Aです。
防水コネクタは持っていないので、ギボシ端子を使います。耐水性は無いと思います。
ケーブルの長さは全部合わせると1.5mぐらいあると思います。
drogger用の赤外線センサです。

ノギスがインチスケールになってしまっていますが、30mmちょっとぐらいの大きさです。
この手のセンサは応答速度が遅く、50msec(20Hz)ぐらいらしいですが、この品物は50Hz(20msec)を実現しているそうです。
ステーはホームセンターで買ってきた樹脂のアングルと両面テープで済ませます。

センサの重量が軽いしケーブルもついているので大丈夫でしょう。
テストを開始します。
樹脂アングルは意外に脆くてニッパーで切ると割れました…
まず、40mmよりも近いと認識しないようです。

写真の左下付近にある水色線2本の長さが、サスストロークということになります。左側がフロントです。
140mm

240mm

ここでフルストロークになってしまいました。
スマホのアプリに設定項目がいろいろとあるのですが…
グラフスケールの最大値という項目があって、ストロークの最大値が250mmになっていたので400mmに変更しました。

再度、40mmから…

140mmはとばして、240mm

フルストロークにはなっていません。
340mmではフルストロークになりました。
最大ストロークの設定は、車体取り付け後に再検討する必要がありそうです。
反射板として使用している樹脂アングルの幅を狭くしてみました。
まず、40mm

140mm

240mm

フルストロークになってしまいました。
どうやら、うまくいっていないようです。
意地悪ですが、横にずらしてみました。
40mmですが…

半分以上ストロークしているような測定値になっているようです。
140mmでフルストロークになってしまいました。

次に、角度を45度ぐらいずらしてみました。
40mm

結果は良好のようです。
140mm

問題ない結果のように見えます。
反射板という考え方は違うのかもしれません…
赤外線ということですが、可視光線に近い周波数の電磁波なわけで、可視光線でみて見えるようなものなら何でもいいのかもしれません。
ただし、どこを見るかというのは決めておかないといけない気がするのですが…
取り付け方法の候補です。
想定よりもケーブルの長さが短いため、センサをアンダーブラケットに取り付けてフォークプロテクタの先端に対象物をとりつけようと考えています。

たぶん、大きいものが認識しやすいんではないかという気がします。例えば発泡スチロールの大きいのとか…
別案ですが、アウターチューブにセンサを取り付けて、ブレーキキャリパの距離を測る手もありそうです。

この場合…
1.ケーブルが短い
2.飛び石や泥が当たりやすい
3.キャリパーのどの部分からの反射に強く影響されるのか?
といった、懸案事項があります。
droggerマニュアルではタイヤの表面を見るということでしたが、モトクロスだと泥がついて見えなくなりそうです。
自分がイナベを走ったぐらいでサスペンションがボトムすることは無いというか…自分では無理だと思いますが…
フロントフォークにサブタンクを取り付けて極端に油面が低い(エア反力が低い)状態にして走行した例です。本人の印象としては、フロントが柔らかく低いので、アクセルを開け気味でフロントを持ち上げて走る感じでした。
フルストローローク(ボトム)しているかどうかは自分ではわかりません。今回はゴープロの画像に影が写っているので、かなり入っているなというのが動画を見てわかりました。
17CRF450Rのパーツリストから、フロントフォークに使えるスペアスプリングの部分です。

新車についているのは4.8N/mmで、ソフトスプリングにしようとすると4.6N/mmにすることはできるようです。
エンデューロモデルのCRF450RXという機種があるので、パーツリストを確認したところ、標準が4.8N/mmで同じでした。
18CRF450Rでどうなるかと思っていたら、強いスプリングになりました…

しかも、4.8N/mmの設定がないということですが…
何か恐れていることでもあるのでしょうか?
ところで、18CRF250Rがフルモデルチェンジで450と同じような感じになっています。

250F用なら、4.4N/mmまでバネ定数を落とすことができそうです。
4.8N/mmと4.6N/mmの部品番号が同じだし、ブッシュやリングの部品番号も同じです。
よく見るとアウターチューブも共通のようです。
転ばなかった例です。
左腕を痛めたのも、転倒したからではなくてキックバックの可能性が…