タグアーカイブ: ブレーキング
セルフスタータモータをつけて以降初めて走行しましたが、計測器(Drogger)も通電してありました。これまでは(記録媒体として必要になる)アンドロイドOSのスマートフォンは、ヘルメットのバイザー裏に取り付けて稼働状況を目視で確認しつつ走行していましたが、今回はサイドバック(ポーチ?)に入れて走行しています。Drogger(アンドロイドロガー)という装置はアプリを起動させたまま走行する必要があります。画面ロック機能というのも備わってはいますが戻せなくなったため使用していません。走行中に画面に力がかかった場合は誤動作する可能性があります。この日は3回走行しましたが2回目のみ記録されていました。
2回目走行の最後の一周のうちジャンプの多いあたりを抜き出しました。
長いストレートの終わり付近でハンドルが振られてしまい声を出してしまっています。
これで驚いてしまい走行を終了しました。
スマートフォンをバイザー裏につけなくてよいのでバイザー裏には2個目のカメラを取り付けました。
とりあえず、速いライダーではないな...という感じがします。
フロントフォークが固くて弾んでいる感じかもしれません。
振られて声をあげているところは、あまり沈み込まずに伸びきったままくねくねしているように見えます。
計測結果です。
やはりジャンプするとリアのストロークがおかしくなります。
直線の終わりに振られたところについては、波形を見ても特別な特徴は感じません、波形では振られていることはわからないのかもしれません。
リアの反射板は今回もダンボールでした。

スマートフォンのアプリは更新されることがあるようです。
リビジョンアップですが設定項目が増えていました。


車体を確認して、フロントは伸びきりで350mm程度、リアは伸びきりで500mm程度ですが、角度付きの反射板をつけると470mm程度になるようです。赤外線近接センサーの仕様から最小でも80mm以上ということでしたので...フロントは再圧縮で50mm程度しかなく、不適切な取り付けだということがわかりました。
このアプリですが使い方はよくわかっていません。サスストロークの表示はmmとパーセント表示がありますが、アップロードした動画ではセンチメートル表示になっています。計測に使っているスマートフォンが直接パソコンにつなげないため、別に用意した新しいスマートフォンを使っていますが(計測データを転送)2つのスマートフォンでドロガーアプリのバージョンが違っていました。
テールランプを点灯させるスイッチは機械式だと思っていましたが、ブレーキ圧で作動するスイッチがありました。
以下の製品は1500円ぐらいで購入できました。
何かのオートバイの部品になって量産されている品物なのでしょう。

ブレーキ力まで計測しようと思うと圧力センサを取り付ける必要があるのでしょうが、単純にブレーキをかけているかいないかだけならこれでも検出できます。
取り付け部の拡大図です。
ネジ径は10mmですが、ピッチが1.25mmと1.0mmの製品が存在します。ピッチ1.0mmはブレンボ用などと書いてあったので、たぶん1.25mmだろうとは思いましたが…
念のため純正パーツと比較しました。左側の黒いネジがCR450Rの純正品です。

純正品は新規に購入しました。車体に取り付けられているわけですが、取り外すためにはブレーキフルードを抜く必要があります。
同梱されていたパーツです。

センサケーブルの相手側になるコネクタとギボシ、それからパッキンのような物が入っています。
袋に入っているものが同梱パーツですが、下にある2つのパッキンは右側が10mmの汎用パッキン、左はCRF450Rの純正品です。
この手のスイッチはブレーキのタッチが悪くなる場合があるそうです。
5000円ぐらいしますが、ダートフリークのブレーキプレッシャースイッチという製品が存在するようです。コンペティションモデル用と書いてあるので、ブレーキのタッチが気に入らないなら、こちらを使えばいいのではないかと思います。
走行中にナイロンチューブが抜けてしまったらどうなるのか?
エア抜きビスをつけ忘れた場合と同じなので、そんなに大変なことにはならないような気がしますが、エアサスだったら縮んでしまうわけで気にはなります。
そこで、「いじわる試験」として、ホース(チューブ)を抜いて走行しましてみました。
そんなに危ない状態ではないという感じでした。ただし、全く同じというわけでは無くて、いかにもバネっぽい感じだし、ジャンプの着地などでフロントフォークが良く動きます。ドスンとおりると空気が抜ける音が聞こえます。シュ!とか、シュー!とかの音です。音に注意していればホースが抜けてしまったことを察知できるかもしれないと思いました。
手加減して走る感じになりますが、ラップタイムは1分46秒ぐらいでした。
比較のためにナイロンチューブが抜けたりしていない状態のラップタイムですが…
1分43秒5なので、2.5秒ぐらい速いことになります。このペースで走っていて突然チューブが抜けた場合はどうなるのか?
とりあえずは、余裕を持った走り方をするということになりそうです。
サービスマニュアルのコピーです。

コイルスプリングのバネ定数が4.6N/mmなので、フルストローク時のスプリング反力は1380Nです。グラフに描き足して青線の感じです。
フルストローク時でフォークオイル量が最少の場合は、エア反力がコイルスプリング反力の半分ぐらいですが、オイル量を最大にした場合には、エア反力がコイルスプリング反力よりも大きくなります。
ところで、インナーチューブ外径は48mmなので、受圧面積は1800mm2ぐらいです。オイル量が最大でもエア反力は1800N程度なので、サービスマニュアルの設定を守ればフォーク内圧は1MPa(1N/mm2)以下程度になりそうです。
※正確には49mmでした。
突然、ホース(チューブ)が抜けたり断裂した場合はどうなるのか?
とりあえず、1MPa以上にならないなら耐圧では大丈夫なので、ジャンプの着地などの内圧上昇で破損することは無いはずです。間違った部品をつけてしまわなければですが…
フルストロークしてしまったことを原因として破損することは無いはずではあります。
ホースをひっかけたり、部品が落ちるというのは…
まめな点検をすることと…
大入力が発生するセクションに行くまでに気がつけるかどうか?
回転灯とか、ブザーとか?
本コースへ移動して、スピードコントローラ全開と全閉の比較から始めました。
全開については、違和感が大きく気をつけて走らないと危ない感じでしたが、まずは、第2コーナーの進入にある突起でフロントが下がりすぎる印象でした。
スピードコントローラ全開
スピードコントローラ全閉
続くセクションで小さいジャンプが連続しますが、スピードコントローラ全開の場合はフロントを落とさずにウィリー気味に走る感じになります。
スピードコントローラ全開
スピードコントローラ全閉
その後のブレーキング(3コーナー)も、スピードコントローラ全開だと思いきってかけられない感じになります。つまり、フロントタイヤのトラクションよりもサスペンションのバタツキに注意してブレーキをかけるような感じでした。
スピードコントローラ全開
スピードコントローラ全閉
※前に小さいのがいるせいかもしれません?
その後、本コース全周を周回しながらスピードコントローラの締め切りから1回転戻し、2回転戻し、1/2回転戻しなどを比較して、3/4回転戻しに落ち着きました。
スピードコントローラの絞りを閉じていた方が違和感が少ないのですが、開いていた場合には、フラットコーナーを走行中にフロントが低くやわらかいため旋回性が高い感じでした。コーナーの進入でそのまま倒しこめる感じでした。
その後、確認のためにサブタンクをはずして走ってみましたが、あたりが固くコーナーの進入でもたつく?感じになりました。
夕暮れ時で影が見えますが、サブタンクがある方がフロントフォークが縮んでいて細かい動きが少ないように見えます。