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10月第3週 セルモーター取り付けの確認

 

17CRF450Rにセルモータを取り付ける作業は10月14日あたりで完了したものの、エンジンのかかりは良くない感じで、セル(鉛バッテリー)で何とかかかるもののキックでは始動できていませんでした。

また、クランクについていた歯車を外したり、カムシャフトをつけかえたりと不安な作業も多かったと感じています。

エンジンをかけるだけでなく低速で走行してみたいのですが、自宅周辺の公道を走ってしまうと後々問題になってしまう可能性もありますので、一番近いモトクロスコースということでスラムパークのパドックに行きました。

火曜日の午前中だったと思いますが、11時半に現地を出れば午前半休で対応できる計画です。

 

エンジンをかけたところ

 

多少回転数を上げたりトルクをかけたりしてみたところ

 

このあたりで11時ぐらいになってしまったので撤収準備開始

 

午後は会社にいたのですが、14時から臨時全体集会があるとの放送があって、作業を中断して食堂に集合ということでしたが...

1000人以上いるだろう工場で昼間に作業中断で全員集会とは?

何かと思ったら、三重工場での検査結果改ざん問題でした。

 

改ざん問題はとにかくとして、土曜日にもう一度スラムパークに行きました。

今回も14時ぐらいになってしまいましたが、とりあえず走るつもりで来たので、バイクをおろしてからエンジン始動は確認せずに走行料を払って着替えて...

 

このように、弱っているかもしれない鉛バッテリーではボタンを押すたびにだんだん弱くなっていく感じで、これはまあ無理だろうと...

 

それで、別に用意しておいたリチウムイオン電池内蔵らしいジャンプスターターを使いました。

簡単にかかりましたが、ジャンプスターターなどという名称のという製品でもあるので、電圧が高いのかもしれないしよくわからない面があります。

販売価格は8500円ぐらいですが、ケーブルが細かったりいろいろと不安を感じさせる製品ではあります。

 

エンジンをかけることができましたが、歯車が脱落したりカムシャフトがおかしかったりする可能性だってありえます...

とりあえずフラットな路面で走行してみてから、回転を上げてみたりトルクをかけてみたりしてみました。

 

いよいよ大丈夫そうな気がしてきたので、モトクロスコースを走ります。

 

ストレートで余分にアクセルを開けたりしていますが問題はなさそうでした。

ということでパドックに戻って、もう一度、よーく考えてみましたが...

まあ、大丈夫だろうということにしました。

 

走行時間終了というか、他に走っている人がいなくなるまで走りました。

と言っても合わせて30分ぐらいだと思います。

動画はコースを一周していますがエンジン音は今まで通りのような気がします。

 

エンジンのかかりが悪い原因としては、スパークプラグを替えていないことや鉛蓄電池を低充電の状態で放置した時間が長かったことについて危惧しています。

しかし、エンジンの良不調にかかわらず、かかりやすさで言えば、

リチウムイオン電池 > 鉛蓄電池 > キック

になるような気はします。

 

※キックについては個人差があるとは思います。

 

防水コネクタ

 

中部選手権モトクロス第6戦に出場するために計測器は取り外しました。

※結局、出場しませんでしたが…

 

現状、バッテリーは走行毎に取り外していますが、コネクタはギボシ端子で済ませています。

それで、これまでのところ2回ヒューズが飛んでいます。1回は走行中、もう1回はダンボールで保管中にショートしたようです。ヒューズが無ければ火災になっていた可能性が高いと思います。

銘柄はなんでもいいので防水コネクタに変更します。

住鉱テックという会社の製品でした。

 

作業終了後の通電確認

ギボシは2か所つけていましたが、コネクタ2か所はいらないので1か所はハンダ付け&収縮チューブにしました。

 

赤外線距離センサの車体取り付け

 

センサはアンダーブラケットの右側に取り付けました。

両面テープで貼っただけです。

 

平面形状のプラスチックを測定対象物として取り付けました。

これも両面テープで貼っただけです。

 

計測器本体については、センサのケーブルが短いため前後逆な感じの取り付けになりました。

両面テープで貼りました。

 

ケーブルはペリメータフレームとラジエターシュラウドの間を通しています。

 

ケーブルは長すぎたようです。

 

CRF450Rの場合、ここが正式なバッテリー配置場所です。

※エアクリーナーは交換しておきます!

バッテリーを取り外さないと作業しづらいような気がします。

 

スマートフォンはヘルメットにつけてみたのですが…

近すぎて良く見えない感じでした。

また、コーナリング中は車体もライダーもバンクしているため、コーナー出口がライダーから見て上の方向に見えます。この取り付け方だと、スマホが視界に入ってしまいコーナーの出口が見えない感じでした。

 

予定を変更してスマホは車体に取り付けました。

 

実際に走行してみたところ…

落ちました。

とはいえ、何とかなりそうな感じはします。

計測器とスマホの接続は無線(ブルトゥース)なので、スマホを車体に取り付ける必要はないのですが、走行しながら画面見ることができます。走行中に画面を見る必要がないなら、サイドバックなどでライダーの体に備えてもいいと思います。

他に、ヘルメットの顎のあたりに取り付ける方法も考えられますが…

 

なお、現状では計測器のログがとれていません。

ラップタイム信号が無いととり始めないか何かの事情がありそうなのですが…

 

赤外線距離センサの動作確認

 

droggerのストロークセンサーについて、車体に取り付ける前に、どのような傾向を持っているか確認しておきます。

 

まず、drogger本体に12V電源を供給する必要があるため、ハーネスを作成します。

ショートすれば発火するでしょうから、ヒューズはつけておきます。手持ちの品物で5Aです。

防水コネクタは持っていないので、ギボシ端子を使います。耐水性は無いと思います。

ケーブルの長さは全部合わせると1.5mぐらいあると思います。

 

drogger用の赤外線センサです。

ノギスがインチスケールになってしまっていますが、30mmちょっとぐらいの大きさです。

この手のセンサは応答速度が遅く、50msec(20Hz)ぐらいらしいですが、この品物は50Hz(20msec)を実現しているそうです。

 

ステーはホームセンターで買ってきた樹脂のアングルと両面テープで済ませます。

センサの重量が軽いしケーブルもついているので大丈夫でしょう。

 

テストを開始します。

樹脂アングルは意外に脆くてニッパーで切ると割れました…

 

まず、40mmよりも近いと認識しないようです。

写真の左下付近にある水色線2本の長さが、サスストロークということになります。左側がフロントです。

140mm

240mm

ここでフルストロークになってしまいました。

 

スマホのアプリに設定項目がいろいろとあるのですが…

グラフスケールの最大値という項目があって、ストロークの最大値が250mmになっていたので400mmに変更しました。

再度、40mmから…

140mmはとばして、240mm

フルストロークにはなっていません。

340mmではフルストロークになりました。

最大ストロークの設定は、車体取り付け後に再検討する必要がありそうです。

 

反射板として使用している樹脂アングルの幅を狭くしてみました。

まず、40mm

140mm

240mm

フルストロークになってしまいました。

どうやら、うまくいっていないようです。

 

意地悪ですが、横にずらしてみました。

40mmですが…

半分以上ストロークしているような測定値になっているようです。

140mmでフルストロークになってしまいました。

 

次に、角度を45度ぐらいずらしてみました。

40mm

結果は良好のようです。

140mm

問題ない結果のように見えます。

反射板という考え方は違うのかもしれません…

赤外線ということですが、可視光線に近い周波数の電磁波なわけで、可視光線でみて見えるようなものなら何でもいいのかもしれません。

ただし、どこを見るかというのは決めておかないといけない気がするのですが…

 

取り付け方法の候補です。

想定よりもケーブルの長さが短いため、センサをアンダーブラケットに取り付けてフォークプロテクタの先端に対象物をとりつけようと考えています。

たぶん、大きいものが認識しやすいんではないかという気がします。例えば発泡スチロールの大きいのとか…

 

別案ですが、アウターチューブにセンサを取り付けて、ブレーキキャリパの距離を測る手もありそうです。

この場合…

1.ケーブルが短い

2.飛び石や泥が当たりやすい

3.キャリパーのどの部分からの反射に強く影響されるのか?

といった、懸案事項があります。

 

droggerマニュアルではタイヤの表面を見るということでしたが、モトクロスだと泥がついて見えなくなりそうです。

 

17CRF450Rのエンジン回転数を測定する方法について

 

車載計測器Droggerの説明書にエンジン回転数を計測する手段について書かれています。

2017年式CRF450Rの電装系システム図をサービスマニュアルから抜き出しました。

モトクロッサーなのでタコメータなんて物はついていないのですが、システム図にも出てきません。あたえりまえなんでしょうが、CAN(Controller Area Network)も無いのでしょう。

センサーはいろいろついているようですが、制御しているのは点火時期、燃料噴射装置(燃料ポンプを含む)だけのようです。

Droggerの説明書に戻って、可能な手段は「1」の方法でクランク軸に取り付けられているパルス発生器の信号を拾うか、「5」の方法でスパークプラグへ向かう高電圧の電気を拾うかです。

 

どちらにしても使用するセンサーというか、単に配線ですがIGケーブルを使います。Droggerの構成部品ですが長さは微妙かもしれません。でも、導線ならなんでもいいはずなので延長すればいいですね。

 

点火系のみのシステム図もありました。赤丸のあたりが関係しそうです。

レギュレートレクチファイアというのは電源だと思っていいのでしょうか?12Vのバッテリーは無くても大丈夫なのか?

それにしても、緑がグランドで黒が電源というのはまぎらわしいのでは?

 

まず、パルスジェネレータの場合は…

エンジンの外は防水状態になっているので…

どこかからエンジンの中に入れられれば配線がむき出しになっている可能性もありますが…

配線を切断して分岐するようなことになるような気がします。

サービスマニュアルからパルスジェネレータの点検についてのページです。ピーク電圧が0.7V「以上」というところが気になります。

最初に提示したDroggerの説明書に戻って、パルスジェネレータは10~100Vと書いてあります。まあ、0.7V「以上」なので、もしかすると、拾ってくれるのかもしれません。

クランク1回転何パルスかは、クランクケースのカバーを開けてみればわかるような気がします。

 

イグニッションコイルの一次側で拾う場合には、IGコイルプライマリアダプタという構成部品を使用する必要があるようです。両側コネクタのように見えますが、どうやって使うのでしょうか?レーシングカート用と書いてあるようなので、カートでないとだめなのかもしれません。

以下はCRF450Rのサービスマニュアルから電圧点検のページです。

Droggerの説明書に戻って、400Vは想定内のようです。

また、4ストローク車なので火花が飛ぶのは2回転に1回でしょう。

 

Drogger起動

 

17CRF450Rをセルフスタート化するキットを保有していますが、いまだ取り付けられていません。

一年前にはもう持っていたような気がします。

クラッチハウジングの裏あたりにある歯車を変更するのと、カムシャフトを外してロックピンだかいうのを変えなければならないようですが…びびって手がつかない状態です。

計測器を使いたいのでバッテリーだけつけることにしましたが、箱に入っている部品が多すぎて、必要な物がどれか簡単には確認できない状態です。

 

結局のところ…

バッテリーケースを取り付けるためのボルトは3本、アースを取り付けるためのボルトは1本、ということでよさそうでした。

※下の方に写っているのは、セルモーターとトランスポンダですが、本件とは関係ありません。

 

車載計測器ドロガーと専用電源ケーブルです。

※デロガーではなくてドロガーですね…

 

テスターであたったりしようかと思っていましたが、ケーブルに+12Vと書いてあったりしてわかりやすいので、いきなりいきました。

状態を表示する青色LEDですが、点滅信号のため静止画ではわかりません…

 

やりなおします。

 

デロガー起動!

 

電源が入ったのでスマーフォンとペアリングします。

デバイスの検索をしましたが…

見つかりませんでした。

 

日頃使用している、SONYのXperiaで見てみると…

普通に認識していました。

こういう場合は、スマホの選定を失敗した可能性があるわけですが…

もう一回やり直してみたら、見つかりました(#^.^#)

ペアリングできました。

ただし、Bluetoothをペアリングしただけでは作動状態(青色点灯)にならず、青色点滅のままでした。

これも動画で…

点滅していません。

専用アプリを立ち上げると設定を開始するようですが、画面下の緑の文字が書きかえられて、最終的にReadyになります。

 

ここまできたら片づけてしまいたいので、(サスペンション用)ストロークセンサも確認します。

これも動画で…

赤外線距離センサーという方式のようです。

測定範囲が90mmから450mmということで、360mmありますが、モトクロッサーのサスストロークは300mmあるので余裕は60mmということになります。

アウターチューブに取り付けて、ブレーキキャリパーの距離を測定してみようと思います。

 

 

 

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現状では車体の発電機を使えないので、バッテリーは充電する必要があります。満充電まで1分ぐらいしかかかりませんでしたが…

つないだまま放置していたところ、プシュっと音がしてシールドバッテリーがリリーフしたようでした?

この充電器は怪しいかもしれません…

 

モトクロス走行中にスマートフォンの画面を見る方法

 

まず、スマートフォンですが、京セラのTORQUE(トルク) G01という機種を入手しました。

高耐久性スマートフォンということで、MILスペック(米国国防総省の調達基準MIL-STD-810G)に対応しているということです。

京セラのホームページを見ると、2016年のパリダカに持って行ったとは書いてあります。

走行するモトクロッサーから落としたぐらいでは壊れないのだろうと期待しています。

 

裏面の写真です。

2014年の9月に製造されたものでした。

 

ゴープロのステーにスマートフォンを取り付けることができるアダプタが何種類か存在しています。

 

組み付けてみました。

そもそも、なぜこんな事をしているかというと、デロガーという名前のデータロガーを使用してみたいからです。本体18000円でセンサー類も各4000円ぐらいということなので、電子工作で作ってもこれ以上安くはならないだろと思っています。

デロガーですが、本体とスマートフォンをブルトゥースで接続することにより、記録機能をスマートフォンで代用できる構成になっているようです。記録周期は50Hzということで、速くは無いですが(動画でも50fpsぐらいは普通)とりあえずやってみようと思います。

 

バイザーの裏につけました。

※もともとゴープロ用のステーがあったので交換しただけです。

 

ヘルメットをかぶってみたところ…

とりあえず、重たい感じはしていません。

しかし、トルクG01というスマホは普通のスマホよりは厚みがあって重たい感じです。

 

視野を遮られることはないというか…上目づかいにならないと見えない感じです。

走行中に画面を認識できるかどうか…

 

どうなることやら…

 

 

17CRF450RX用 鉛バッテリー

 

リチウムイオン電池だと扱い方がわからないし4万円/個で高価なので、

17CRF450RX用 鉛バッテリーを純正部品として注文しようとしたら…

できませんでした。

2018年モデルでリチウムイオン電池に切りかえられているため、廃番になってしまったのかもしれません。

 

品物としては、GSユアサのYTX4L-BS のようです。

台湾ユアサということですが、2500円ぐらいで買えるみたいです。

 

※YT4L-BSという製品もあって始動性が劣ると書いてありますが、内部抵抗値が違っていて最大電流が小さいのだと思います。逆にいうとXのほうがショートした時は危険なはずです。パソコンの非常電源用バッテリーだと内部抵抗が高いですが、車用は瞬間的に大電流が流せる仕様になっていて危ないそうです。

 

 

 

4月29日追記

品物が届きました。

出力電圧は12.9Vぐらいのようです。

念のため充電器をつないでみると、満充電のランプが点灯しています。

なぜこんな事をしているかというと…

アマゾンで買うと、液(硫酸のはず)を自分でいれなければならなかったり、充電しなければならない場合があるというような話がカスタマーレビューにあったからです。

でも、予定通り完成品が届きました。

容量は3Ahということなので、1Aの電磁弁を2個駆動するとDUTY50%で3時間ほど持つはずですが…

スペアを買っておきたい気もしますが、中国語で書いてある部分も多くて不安な感じもします。

また、本来的にはセルモーター用ですが、バッテリーが弱ってしまうとエンジンをかけられなくなってしまうわけで…

やはり、キックペダルは残しておこうかと思います。

 

電磁弁VDW10AZ1D

 

空気用を発注するつもりが水用で、また、体格ちがいで小型の製品が存在するということに気がつかず、大型の方を注文してしまいました。

空気用の小型を発注しなおして、届いた品物が以下の写真です。

値段は1500円/個程度で大型の製品より安いですが、価格のちがいは主にワンタッチ継ぎ手の有無のような気がします。製品のラインナップとしては、小型ボディでワンタッチ継ぎ手付きの製品も存在するようですが在庫がありませんでした。

 

小型と大型の比較です。

重量で比較すると、小型は45g、大型は80gです。

今回の場合、小型はワンタッチ継ぎ手が後付けになりますが、写真を見てのとおり重量増になると思います。

 

小型でも大型でも最高出力(最高圧力差)は変わりがありません。

なぜそんなことができるかというと、内部構造はポペット弁でポート径が小さければバルブを保持する力も小さくて済むからです・

以下の表より、ソレノイド(電磁石)の消費電力を比較すると、小型は2.5W、大型は3Wで違いがあります。

 

では、小型は何が不利なのかというと?

まず、流せる流量が違います。空気なら小さい穴でも抵抗は少ないですが、液体だと抵抗が増えて流せる量が少なくなります。

2つ目にポート穴や部品の加工精度は大型でも小型でも同じであるため、製品のバラツキなどは小型の方が大きくなります。交換したら調子が変わるというのは小型の方が発生しやすいはずです。

3つめですが、一般的に電気素子は体格が大きいほど放熱性が有利です。今回の場合、小型の製品は消費電力が2~3割小さいですが、重量は半分ぐらいです。より正確には表面積で比較するといいのでしょうが、大きい製品の方が有利な可能性があります。温度が上昇するとソレノイドコイルの電気抵抗が増えるため応答速度が遅くなる可能性は考えられます。

 

WEBカタログ

 

電磁弁VDW22DZ1D