Drogger 4回目計測結果(6月14日)
発泡スチロールは落ちてしまったので、ブレーキキャリパーで試してみました。
フロントは少し内側に向けてつけました。
※発信器の窓がアウターチューブに近すぎる問題があります。
リアもキャリパーを狙いました。
結果は全く駄目…
フロント(紫線)は常に近い値(130mm)で固定された状態になっています。
これはセンサーの窓をアウターチューブに近づけすぎているのが原因ではないかと思います。
このような状態なのでアウターチューブからの反射光が影響してしまったのでしょう。
次にリア(青線)についてですが、対象物が遠いところにあるという計測結果になっていて、反射光を受光してなさそうだという感じがします。
ストロークセンサの取り扱い説明書に以下の記述がありました。
「光沢のないもの」ということで金属製で複雑な形状をしたブレーキキャリパーは測定対象物として適さないのでしょう。停車状態で車体を揺らしても反応がありませんでしたがキャリパーの前に掌をかざすと計測されます。
赤外線距離センサの原理で言えば、反射光の入射角度によって距離がわかるとされていますが、結局のところ入射光の強さを見ているだけのような気がします。ロードレースの車両に取り付ける場合はタイヤの表面かフェンダーの表面を推奨されています、均一に丸い感じで都合がよいのでしょう。また、ロードレースや普通乗用車などはタイヤハウス構造になっていて薄暗い感じのはずです。
ブレーキキャリパーは複雑な形状の金属平面ですから反射光が安定して戻ってこないのでしょう。鏡面ではないので人間の目には塊に見えますが、全面を鏡面仕上げにすれば人間の目で見てもわかりにくい感じになるかもしれません?
振動によるぐらつきについても、現状ではしっかりとしたステーではないし取り付け部分が樹脂製の外装パーツの場合もあって、車体の動きもエンジン振動も走行風でも影響を受けそうな気がします。
さらに、オフロード車特有の問題として「泥」
この日はむしろドライコンディションでしたが一部に水たまりが残っていました。