5_セルモータ取り付け計画
クランクケース右側を分解した結果、セルフスターター取り付けキットの取り付け部を確認することができました。

次に、取り付けるパーツを確認します。

大雑把にいえば、セルモータの他に歯車が4セットとベアリングのような感じで重量のあるパーツがあります ( ´ー`)
少しのぞき込むような視点でモーターの正面から ( ・∀・)

後ろに回り込んで ( ・∀・)

ベアリングのような部品はどんな働きをするのか?

セルフスターター取り付けキットの 組み立て図より、左側がスタータードリブンギヤ、右側のベアリングみたいな部品はスターティングクラッチアウタという名称でした。この写真で言えば右のパーツを左のパーツの上にかぶせるように組み合わせます。
また、組み合わせた上記2つのパーツはクランクシャフトにとりつけます。
なお、パーツリストでは、スターティングクラッチアウタという部品は複数にわかれていました。

名称がスターティングクラッチで、重量のあるパーツでもあることから...遠心クラッチの類でしょう。ただし、エンジンに火が入って高速回転しだすとクラッチが切れてセルモータを切り離すのだと思いますので...スクーターなどの遠心クラッチとは逆な感じです ( ´ー`)
もうひとつ気になったのが、ソケットボルトで組みつける歯車...

他の歯車は軸を差し込むだけですが、この歯車についてはソケットボルトで固定します。写真で右側のパーツをソケットボルトで車体に取り付けることにより左の歯車の回転軸として作動します。
このソケットボルトを車体に取り付けるにあたって「脱脂」して「ネジロック塗布」するように指示されていました。
ホームセンターの人と相談したりして探してみたところ、アルコールの入ったパーツクリーナーだと脱脂能力があるようです。呉工業の製品が見つかりました。
ネジロックというのもあまり使わないですが、一応、ホームセンターに在庫がありました。ただし、2000円弱の価格で輸入製品でした。
これらのパーツを仮組してみます ( ー_ー)ノ

はい、仮組完了 ( ´ー`)

拡大 ( ・∀・)

下側からのぞき込んで ( ・∀・)

噛み合っていない歯車を拡大 ( ・∀・)

歯車の厚みで言えば3枚分になっています。
クランクシャフト側 ( ・∀・)

プライマリドライブギヤの裏にカラーがあります ( ・∀・)ノ
このカラーを取り外して、上述のスターティングクラッチをとりつける必要がありますが...
クランクシャフトに大径の歯車と遠心クラッチをとりつけるには、クランクシャフトのプライマリドライブギヤとバランサドリブンギヤをとりはずす必要があります。締め付けトルクもそれなりに大きく専用工具が無いと不安です。
純正部品で手に入ることがわかりましたので発注して日を改めました